小顔は女性みんなの憧れですね。顔が小さいと全身のバランスも良く見えます。なかでも、『エラが張っているんです』というお悩みの方は多くいらっしゃいます。小顔矯正もエラ張りに効果があるならやってみたい、、!と思ってしまいますよね。
小顔矯正ってどういう事をするの?
そもそも、小顔矯正をうたっている美容整体サロンや整体などでは、『骨を動かして小顔にする』と言っているところがほとんどです。強めの圧で挟むようにして小さくしたい箇所を圧することで、骨を矯正するというのです。この方法は、エラ張りにも有効なのでしょうか。
エラ張りは骨なのか
先に顔のエラ張りから説明させていただきますと、、顔のエラ張りは、骨ではありません。咬筋という、噛む時に使う顔の筋肉が、凝ってしまって厚くなってしまった部分です。
サロンにお越しくださったお客様にも、自分はもともとエラが張った顔なんだと思い込まれている方が多くいらっしゃいます。ですが、お客様のお顔のエラ張りは生まれつきではなく、噛み締め癖があるために、筋肉が盛り上がったものです。プロが触ると、骨と筋肉の違いはすぐにわかります。施術が進むにつれ、筋肉がほぐれ出すと、骨と筋肉の境目もさらにはっきりしてきます。骨のところまではお顔は小さくなりますとお伝えすることができます。
小顔矯正でのエラの矯正は効果がないのか
それでは、小顔矯正でのエラ骨の矯正は効果がないのでしょうか。生理解剖学からすると、骨が小さくなったり削れたり奥に押し込まれたりすることは考えられませんから、骨が実際に動いて小顔になるということはありえないと考えます。圧をかけたり、動かしたりすることで、結果、凝り固まった筋肉が緩み、本来の顔に戻る効果が出ているのではないでしょうか。小顔矯正の中には料金が高額で1度で永遠に戻りませんというところもありましたが、消費者庁から注意を受けています。次の章の説明にもありますが、一生戻らないような施術はないのではないでしょうか。
エラ張りに大切なのは日常の癖を見直すこと
小顔矯正にしても、エステにしても、いくら施術でエラ張りを緩め小顔にできても、エラが張ってしまう習慣を続けてしまってはまた元通りです。
エラが張ってしまう原因となる習慣を見つけることが大切です。
エラが張ってしまう原因と根本の改善方法はいくつかあります。
①日中に噛み締め癖がある
口を閉じている時、いつでも歯と歯をぎゅっと噛み合わせている方です。習慣になっており指摘されるまで気付かないものです。正しいは口の閉じ方は、歯と歯は触れ合わない程度でふんわりと閉じ、口を締めるようにすることです。
②夜に噛み締め癖がある
夜中の歯ぎしりも含め、無意識での噛み締めです。ストレスを感じると歯ぎしりや噛み締めをしてしまっている人も多いです。ストレスの原因をできる限り取り除く。歯科でマウスピースを作り、歯ぎしりを予防する。また、歯科での実際の指導で『噛み締めない、噛み締めない、噛み締めない』と寝る前に唱える、など、無意識に暗示をかけるようなやり方もあります。『夜中に、食い縛っているのかな』と自覚しておくだけで、実際に食い縛っていると気付いたり、その際に止めようと思えたりするので意識することもポイントでしょう。
③特に現在癖はないが今までの蓄積で
今現在、噛み締め癖はないが、噛むなどの日常の行為で疲れが溜まっている場合にもエラが張る原因になります。また、過去にストレスを抱えた時期がありその時の噛み締めが原因でエラが張ってしまったなどです。この場合は施術をすることでどんどん筋肉が緩み本来の小顔に戻るのは早いでしょう。
小顔矯正しなくても小顔は得られる
なぜ、エラが張ってしまったのか、原因から知るようにすると、自分でもマッサージ等でお顔を本来の小顔にする事は可能でしょう。
一時的な小顔矯正よりも、継続的に小顔でいることができますね。
ご自身のお顔とぜひゆっくり向き合う時間を作ってみてくださいね。