エステサロンが各自に使用している化粧品『サロンコスメ』があります。
化粧品会社の直営サロンでしたら自社ブランドコスメ。クリニック系サロンでしたらドクターズコスメ。個人エステティックサロンはオーナーが自ら良いと思ったコスメ。
どこも自信を持って厳選した化粧品を施術にもスキンケア用にも取扱っています。
大きなドラッグストアやショッピングモールなどの化粧品売り場でも、多くの品揃えの化粧品があり、時間をかけず簡単に購入できます。
ではホームケアの際、エステでおすすめの化粧品を使うのと、市販の化粧品を使うのとではどのような違いがあるのでしょうか？

〈当エステでおすすめしてるコスメ〉

私たちのサロンでは、数社ブランドのヨーロピアンコスメを取扱っています。
【La Colline ラコリーヌ】【EVIDENS DE BEAUTE エヴィドンスドゥボーテ】【THALION タリオン】【LIERAC リーラック】などです。
ブランド各社にこだわりや研究の歴史や造り手の想い、コンセプトやターゲットがあります。私達はそれぞれについて勉強し共感し、実際見て感じて良いと思ったものを選んでいます。

〈年齢やお悩みに応じたオーダーメイドな使い方ができる〉

各社ブランドが、それぞれの研究や長年の蓄積したデータに基づき、年齢や肌質やお悩みに応じた『ライン』をいくつか用意しています。たとえば美白ライン、エイジングケアライン、保湿ラインなどのような、現在のお悩みや理想とする肌別の商品カテゴリーです。
いくつかの会社ブランドを取扱っているということは、それだけラインもコスメ数も多くあります。ラポームはあらゆる年齢層やお悩みにオールマイティに対応しています。

〈高価に感じても世界的に比較してみると〉

市販の化粧品と比べると、最高品質の原材料、安全性、肌に結果を出すための最先端の研究費を含めての価格設定ですので、高価に感じる方もいらっしゃるでしょう。
これらの一流ブランドは世界的には一流ホテルのスパや百貨店で取り扱いがありますが、日本では取扱代理店サロンのみでの取り扱いです。
そのため実際は、日本での設定価格そのものが世界的に比較すると安価になっています。
アンチエイジングブランドと言われる効果の高い化粧品が比較的手に取りやすい価格で使えるのです。

〈ドラッグストアなど市販の化粧品〉

一方、ドラッグストアなどの量販店は、品揃えが豊富です。販売員さんも親切に対応して、お客様の申告したお悩みに応じた化粧品をおすすめしてくれます。

大枠でのコンセプトやターゲットは各ブランドがうたっていますが、多くのブランドのそれは、被っているようにみえます。
違いが分かりづらく、お客様もどれを選んでいいのかわからないでしょう。また、販売員さんもコンセプトやターゲットが似ている化粧品が多種すぎて、おすすめするのもなかなか難しいでしょう。取扱商品が多すぎて各社の想いや背景まで熟知することなく、利幅の大きい商品をお勧めしているのが現状のようです。

トラブルのない健康な肌をキープしている場合は、手軽に市販の化粧品を購入するのも良いでしょう。
しかし季節も体調も一定ではないので、揺るがない肌はなかなかありません。
現代の仕事や家事・育児と忙しい女性は、自分の肌に向き合う時間が少なく、肌の様々なサインを見逃しがちになっています。
年齢と共に変化するエイジングサインも見逃すことなく対応するのは難しいでしょう。

〈美容のプロに任せる〉

私たち美容家はエステで多くのお客様のお肌に触れ、トリートメントとカウンセリングを通じてあらゆる年齢層のお悩みやエイジングケアに向き合っています。またお客様との会話からも勉強すべきヒントをいくつもいただいており、学び続けることで肌に関する様々な情報を持っています。
お医者様ではないので治療とは異なりますが、肌の外から、身体の内からと、美肌へのアプローチの仕方は無数にあることを知っています。
ホームケアの化粧品をご自身で判断するよりもお一人お一人のお肌をよく知っているプロに相談して任せることは、美容・美肌への近道です。
エステサロンでの化粧品を使うのは、いろいろな迷いや失敗が少ない分、コスパの良い方法だといえるでしょう。