人間の多彩な表情は、30の顔面筋によって作られています。
顔面筋は
- 口の筋肉
- 鼻の筋肉
- 目の筋肉
- 頭皮の筋肉
の4つのグループに分けられます。
骨を動かすために連結している身体の骨格筋と違い、顔面の表情を司る筋肉の多くは、皮膚と、上層の筋肉に付着している筋肉です。
これを外皮筋といい、浅層の筋膜に埋め込まれています。
また、顔面筋は感情を表現するために
顔面筋=表情筋とも呼ばれます。
顔面筋は、リボン状の薄い形状のために分離するのは難しいが、その位置は確認でき、筋肉が収縮した時の作用を見ることはできます。
また、顔の筋肉の凝り固まり具合や、盛り上がりなどを知ることで、いつもしている表情の癖を知ることができます。
わかりやすいもので、
- 眉間の盛り上がり(鼻根筋の凝り)➡︎しかめ面(怒りや不安)
- 眉の盛り上がり(しゅう眉筋)➡︎眉をひそめる、眉間に縦皺を作る(怒りや心配、困惑)
- 頰の筋肉の硬さ(笑筋、大頬骨筋、小頰骨筋)➡︎笑顔が必須な接客業
- 額の硬さ(前頭筋)➡︎目を見開く、驚く
- 頭の横の硬さ(側頭筋)頬骨下の周りの硬さ(咬筋)➡︎歯ぎしり、噛みつき
また、年を重ねると
顔に人柄が現れると言われることも、表情筋が硬まって顔がよくとる表情で固まってくることが原因と考えられます。
このような、表情筋の凝りに対して
マッサージを定期的にすることはとても有効です。
表情の癖を知り、リセットすることができます。
いつまでも片寄った盛り上がりや凝りのない柔らかな表情筋でいることは、表情も柔らかく、血流も良くなり血色もよくなります。
いつまでも元来のお顔の大きさをキープすることもでき、若々しさにつながりますね。